こんにちは、ファッションスタイリストジャパンの吉川です。

毎日スーツにどんなネクタイを合わせるか、悩んでいませんか?

色や柄など、ネクタイを選ぶ基準はたくさんあります。

今日は失敗しないネクタイの選び方と、オシャレに着こなすコツをお話ししたいと思います。

まずネクタイの幅が1つの基準になる

『ネクタイは、男が正しい装いをするなかで、もっとも正体がよくわからないものだが、もっともその人の正体を表すものである』 【落合正勝氏著「男の服装術」より引用】

という言葉が示しているように、全体のスタイルからすればわずかな面積であるネクタイが印象の顔となりうる存在感を持ちます。

ネクタイといってもそれぞれに差異があります。
まずはネクタイの幅の違いから。

基本的にネクタイの幅は細いものであれば6cm未満、太いものであれば9~9.5cmまで多様なものがあります。

細ければ細い程モードな印象に、太いものになるほどクラシックな印象になると言われています。

ネクタイの幅だけで使い分けるのは難しいので、まず基本として着用するスーツのラペル=衿幅に合わせてみましょう。

今、お使いになられているスーツのラペルを定規で測ってみて下さい。
その幅と均等なものを選ぶとバランスが取れ、綺麗にまとまると言われています。

ネクタイの長さに気をつける

次に気を使いたいポイントがネクタイの長さです。
ネクタイは締めた時に先端がベルトにかかる程度がベストです。

結んだ時のネクタイの長さは首の太さや腰までの距離など、身長や体型によって千差万別です。

まったく同じネクタイを締めても、同じ長さに結べるとは限りません。
だからこそ元々のネクタイの長さも加味する必要があります。

日本のネクタイは殆どが140cm前後と言われています。
外国製のものですと150~160cm以上になるものもあります。

もし今の自分のネクタイが結んだ時に長く感じる、または短く感じる場合には長さを測ってみましょう。

長く感じる場合は今より短めなものを用意してみる。
短く感じる場合には長めなものを用意してみましょう。

いつもよりも結びやすくなる可能性があります。
また、差異が極端でない場合は結び方で調整ができます。

ネクタイには大剣という太い方と、小剣という細い方があります。
結ぶ際には基本的に大剣が表側に、小剣が裏側にきます。

小剣側を短くすると大剣側が長くなるので、これを加味して長さを調節すると全体のバランスをコントロールできます。

色柄の前に、まずは幅と長さを整える。
まずは、ここからネクタイをおしゃれに着こなすスタートをしましょう。

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