皆さんこんにちは!

スタイリストの菊地です。

本日も発熱繊維についてお話をしていきます。

前回のブログでは

 

・熱が加わると遠赤外線を放射するセラミックスが繊維に練り込まれることで温かくなる。

・自ら発熱する素材に共通する特徴は吸湿性が高い素材である。

といったことをお伝えしました。

詳しくはこちらから

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発熱繊維って本当に自然に発熱するの?

本日は前回の続きで「なぜ、吸湿性が高い素材は発熱するのか」をお伝えしていきます。

では本日も行きましょう!!

・なぜ、吸湿性が高い素材は発熱するのか

人間の体は常に水分を水蒸気にして外部に発散させています。

水蒸気は水分の粒が自由に動くことができるエネルギー(熱)をもっています。

その水蒸気が繊維に吸収されると、繊維の中に閉じ込められた水分の粒は

自由に動くことが出来ません。

エネルギーとは本来熱なので、動くことが出来なくなったエネルギー=熱によって

繊維自体が温かくなるという仕組みなのです。

 

簡単に言えば、吸湿性がある繊維はすべて発熱していると言えます。

でも吸い取った水分がすぐに外部に放湿されれば、エネルギーは再び動く

力に変わり、熱はなくなります。

一方、繊維がいったん発熱された熱を保温すると温かい状態が続きます。

つまり吸湿性と保温性をしっかり合わせもった素材で出来ている服が温かいのです。

 

いかがでしたでしょうか。

普段、何げなく着ている洋服もこのように色々なメカニズムがあります。

このような原理を知ったうえで買い物をすると今までとは違った物の見方で

お洋服が選べるようになるかもしれませんね。

 

本日のブログは以上になります。

次回も楽しみにしていてください。

 

ではまた!!