こんにちは、スタイリストの吉川です。

涼しくなってきたので、今日は一足先に寒さから守ってくれる
コートの印象やポイントに迫ってみたいと思います。

スーツにも定番ステンカラーコート

実は、ステンカラーというのは和製英語です。
フランス語で「支える」という意味のsoutienから来ています。
(英語のsupportにあたる言葉です)

本場の英国ではバル・カラーといい正式にはバルマカーンコート(Balmacaan Coat)、あるいはバルカラーコート(Bal Collar Coat)と呼ばれます。

衿が1つで、後衿が高めなのに対して前衿が低く直線的に折り返された衿のコートのことを指します。

第1ボタンを留めても様になる、最もベーシックなコートの定番です。

肩が特徴的な場合もある

ラグランスリーブという肩の構造が特徴的なタイプが見られる場合があるのも特徴です。

袖が衿の付近まで切れ目なく続いていて非常に動きやすくなっています。

素材はウール、カシミア、綿、ナイロンなど多岐にわたり、幅広い中から自分の用途に合ったものを選べるのも魅力です。

ラグランスリーブは動きやすい反面、なで肩を強調しやすいため最近ではスーツの様な袖付けのセットインスリーブもあります。

スーツは勿論のこと、デニムやチノパンツとの相性が良く、ビジネスからカジュアルまで、幅広いシーンで着こなせるのが魅力です。

着こなしの一番のポイントはシンプルだからこそ、サイズ感と色味にこだわることです。

オーバーサイズはダボつきが目立ち、だらしなくみせてしまうので要注意!!

肩幅が大きすぎる、袖が長すぎるものは避けてウエストは細く絞り込んだデザインを選びましょう。

色味はブラックやグレーなどキリッと締まる濃い色を選ぶと、とてもスマートな印象を演出できます。

また、多くの男性が着用するデザインだからこそ、マフラー、ストールの使い方で大きく差がつきます。

柄物や鮮やかな色が使われたものを選んで差し色にする等アクセントをつけるとグッとオシャレな印象を与えることができますよ。

今お使いのコートは、ステンカラーコートでしたか?
別記事でも違うコートを紹介していますので、是非比べてみてください。