皆さんこんにちは!
ファッションスタイリストジャパンの菊地です。

 

本日も有益な情報をお伝えしていきます。

本日の内容は靴でよくおこしてしまうトラブル、その中でも「カビ」が発生してしまった時の対処法についてお伝えしていきます。

<そもそもカビとは>

カビの真菌は、空気中のいたるところに存在しています。

そのため条件さえそろえばどこにでも生えます。

主な条件としては水分、(雨や汗)、温度(10~35℃)、栄養分(クリームや汚れ)、酸素があることです。

つまり靴は格好のカビの住処なのです。

 

主な原因としては

  • 足の汗や雨に濡れたあとの乾燥が不十分であること。
  • 風通しの悪い収納場所に保管し続けていること。

が挙げられます。

<対処法>

①ほこりや汚れ、カビを落としていく

→基本のシューケアの方法と同じように、馬毛のブラシを使って表面の汚れやほこりを落としていきます。

このときに表面についているカビも馬毛のブラシを使って落としていきます。

この際カビ菌が周囲に飛び散ることがあるので、できるだけ屋外などの広い場所で行いましょう。

②アルコールで拭いていく

→靴の表面にあった目に見えるカビを払っても、カビ菌は消えたわげではありません。

布に消毒用のエタノールを多めに含ませて、まずは表面から拭いていきましょう。

強くこすると革を傷める可能性があるので、注意が必要です。

革にアルコールが軽く染み込む程度に靴全体を拭いていきましょう。

③内側も拭いていく

→②が終わりましたら、内側の部分も同じように拭いていきましょう。

特に内側の部分は湿気がこもりやすいので、カビが発生しやすいです。

こちらも革にアルコールを染み込ませるように、全体を丁寧に拭いていきましょう。

④靴底も拭いていく

→最後はソール(靴底)も同様に拭いて除菌していきます。

すべての工程が終わりましたら、風通しのよい場所で靴を乾燥させましょう。(乾燥は必ずシューツリーを入れる)

完全に乾いたのを確認しましたら、革の種類に応じたシューケアをして完了となります。

 

いかがでしたでしょうか?

長期間、靴を靴箱に保存してカビが生えてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか?

もしカビが生えてしまったとしても、上記の手順でケアを行えば靴もきれいに生き返りますよ。

ただ一番、自分にとっても、靴にとっても良いのはカビを発生させないことです。

普段から保存方法や濡れた後のケアをしっかり行い気持ちよく靴が履けるように意識していきましょう!

 

本日のブログは以上になります。

次回も楽しみにしていてください。

ではまた!!

 

 

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