ハンカチは常に携帯されていますか?
意外に忘れたり落とすと困る、実用アイテムのひとつです。
汗を拭いたり、手を洗ったりした時に欠かせないハンカチ。
もし忘れてもシャツで拭いたりスーツで拭いたり等は
清潔感が感じられないので、とても出来ないですね。
ハンカチを常に携帯できるかどうか。
この意識を持てるか否かは、紳士たる者の分かれ道です。
ハンカチの起源
ハンカチは紀元前3000年のエジプト文明に既に存在し、
飾りの施された麻製のものが発掘されています。
エジプトのダシュール王女の墓から発見された
精巧な麻の端切れが保存されているのがそれです。
手をふいたり、汗をふいたりするための布
つまり現在のハンカチにあたるものであったと考えられています。
中世にはいるとハンカチは、ヨーロッパ各国において
婚約の証明としての役割を持つようになりました。
プロポーズの際に渡すプレゼントのような役目でしょうか。
戦争にでかける兵士に恋人が、自分の代わりにと
イニシャル入りのハンカチーフを贈ったという逸話もあります。
ハンカチは女性を中心に幅広い階級に拡がっていき、
素材も色々な種類が使われるようになりました。
16世紀後半、ハンカチは装飾性を増していきます。
以来、貴族たちがレースや刺繍(ししゅう)が施された
豪華な飾りをして、その華やかさを競い合った持ち物でもあったのです。
今の正方形の形はマリー・アントワネットが規格を統一したものです。
それ以前は丸いものや長方形など形も色々でした。
日本に入ってきたのは明治になってから。
昔は貴族の持ち物だったものが、現代では万人の持ち物に。
こうして歴史をさかのぼってみると、
何気なく使っている小さなハンカチにも
歴史が詰まっていて、面白いものに感じられます。
たしなみとして毎日携帯するものだからこそ、
豪華な飾りまでは無くても清潔感のあるものを持ちましょう!
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