こんにちは、スタイリストの吉川です。

靴にも様々な種類があります。

ジャケットパンツスタイルからカジュアルスタイルまで対応できる柔軟性がある革靴がローファーです。

一口にローファーといってもデザインが違いますが今日は『タッセルローファー』にスポットを当てたいと思います。

『タッセル』とは何か?

タッセルとは、房飾りのことを指します。
もともとはマントの留め具で実用的なものでした。

現在は装飾としての意味合いが強くなり、カーテンを束ねておくための紐や房飾りとして使われています。

ファッションにおいてもカバンや靴などに装飾のアクセントとして使用されているのです。

この房飾り(タッセル)が甲の部分に付いているのでタッセルローファーと呼ばれるのです。

アメリカでは学生時代をローファーで過ごした弁護士がタッセルローファーを愛用していた為に弁護士の靴として知られるようになったという逸話があります。

タッセルローファーの魅力

ローファーは、“怠け者”の名の通り楽に脱ぎ履きするためのカジュアルなイメージの強い靴です。

そのため基本的にはフォーマル度の高いビジネスでは着用NGとされています。

ですが、タッセルローファーの場合は先に書いたように、弁護士たちが愛用するローヤーズシューズとしても通用するためローファーながらビジネスシーンでの着用も可能になります。

このコーディネートの幅広さ・柔軟性こそが魅力と言えます。

ここからは、タッセルローファーを活用した実際のコーディネート事例を見ていきましょう!

まとめ:タッセルローファーのコーディネート実例3選

まずは「PT01」のディレクターもお勤めになっているドメニコ・ジャンフラーテ氏の着こなしをお手本に。

ブルーのダンガリーシャツにクロップド丈のデニム。
ガッチリした腕が際立つ腕まくりが男らしいですね。

スニーカーではなくタッセルローファーが大人の品格をプラスしています。

お次はコットンスーツのスタイルから学びましょう。

ブラウンのコットンスーツにシャンブレーシャツ、ネイビーのニットタイを合わせています。

スエードタッセルをコットンスーツに合わせる軽快な着こなしの定番型として参考になりますね。

 

最後はポロシャツと合わせるスタイル。

今の季節にピッタリの白パンツと合わせて、軽快な印象を出してくれます。

足元の茶のタッセルローファーが、ポロシャツのラフ感にトラッドテイストの綺麗なニュアンスを加えてくれます。

 

上記3パターンのように、スーツにもカジュアルスタイルにも活躍させることができるタッセルローファー。

その守備範囲の広さが大きな魅力ではないでしょうか。

ぜひ1足は持っておきたい定番アイテムですね。

 

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