仕事が出来る男性…やっぱりカッコいいですよね。でも、出来る上司になるためには、部下から慕われることも重要です。

 

人望が厚く、若手から尊敬される上司になるためには、『見た目』も重要です。若手の部下からしたら、上司というのは良くも悪くも自分の将来像をイメージさせます。オシャレで頼れる上司なら、「ついて行きたい!」と思うだけでなく、「自分もこんなふうになりたい…頑張ればなれるかもしれない!」そんな風に思わせることができます。

 

反対に、仕事ができてもイマイチパッとしない見た目の上司を見ていると、「仕事一筋だと、こんな風になっちゃうのか…」なんて思われてしまうかもしれません!

 

今回は、部下に慕われ尊敬される『出来る上司』になるためのビジネスコーデのポイントを年代別に解説致します!

 

30代男性向けビジネスコーデのポイント

 

若手ホープとして頑張り続け、30代で早くも部下を持つ身になった方には、部下と差をつけられる質の良いビジネスコーデがオススメです。

 

まだまだ上司クラスとしては若い30代、部下とも歳が近かったり、年上の先輩が部下になったりする場合も多いのではないでしょうか?

 

せっかくなら、ぱっと見であなたが上司だとわかるような「オーラ」を放ちたいですよね。そのためには、今までとはワンランク上の上質なシャツやジャケットを身につけると効果的です。

 

まずスーツやジャケットの中に着るワイシャツを良いものに変えてみると良いでしょう。ワイシャツは汚れやすいし安物で…と思われている方も多いかもしれませんが、上質なワイシャツと安物のワイシャツでは風合いが全く異なります。

 

安物のワイシャツだとポリエステルのテロテロ感が出てしまったり、不必要に肌が透けてしまいます。最近では形状記憶やシワ防止など、機能性の高い化繊のワイシャツも増えていますが、それでも上質なコットンのシャツにはかないません。

 

ジャケットを着ているとそこまで気にならないかもしれませんが、安価なワイシャツだとジャケットを脱いだ時に見える肩周りや背中の素材感が残念な印象になります。上質なコットン混のワイシャツに変えれば、しっかりとした生地感で後ろ姿もバッチリです!

 

ワンポイントアドバイス!ネクタイにこだわるのもgood!

 

ネクタイ必須の職場なら、ネクタイで自分を演出するのも良いですね。

 

フォーマルなビジネスコーデが推奨されている職場の場合、ネクタイは個性を出せる貴重なアイテムです。たとえば、季節によってリネンやウールのネクタイを使い分けると、雰囲気作りが上手な印象を与えられます。

 

また、柄の使い分けも効果的です。チームでのミーティングなど爽やかな印象に仕上げたい時はピンドット、取引先との会議や打ち合わせには知的な印象を与えるストライプのものを選ぶと良いですね。

 

40代男性向けビジネスコーデのポイント

 

経験豊富で実績も多数重ねてきた40代、その自信が一種の威厳として風格も備わって来る年代とも言えますね。

 

その風格を生かしつつ、若手に威圧感を与えない匙加減のビジネスコーディネートを心がけると、部下から慕われる上司に近付けます。

 

親しみやすい印象に仕上げたい場合は抜け感のあるコーディネートがおすすめです。オフィスカジュアルOKな職場環境なら、ジャケットやパンツにアイボリーやベージュなど、温かみのある明るい色を足すと簡単に抜け感が演出出来ます。また夏はリネン、秋冬はコーデュロイなどの素材を選ぶと大人の余裕が醸し出せますよ!

 

また、一目置かれる憧れの上司を目指したい場合は、シンプルに身体に合った服装を心がけると良いでしょう。オーダーメイドのジャケットやパンツは身体の動きを美しく見せてくれるので、自然と人を惹きつけます。オーダーメイドとまではいかなくても、ジャケットの着丈・袖丈やパンツの裾丈などを意識すると印象がグッと上がります!

 

ワンポイントアドバイス!ニットのサイズ感に注意!

 

女性人気が密かに高い、上司のニット姿…でもサイズ感に注意が必要です。

 

最近人気が高いオーバーサイズのニットは少しカジュアルでやんちゃな印象を与えます。体型的にに合っても、上司のビジネスコーデとしてはふさわしくないかもしれません。

 

とはいえ、ピチピチ身体にフィットしすぎなニットも不評です。ニットは伸びやすいので、袖丈と着丈だけに注意して選ぶとピチピチになりがちです。

 

ニットはしっかり試着をし、鏡で全身程よいサイズ感か確認することが重要です!

 

50代男性向けビジネスコーデのポイント

 

人間としての円熟味も増し、大勢の部下を束ねる機会も増えて来る50代。部下から憧れる存在で居続けられるよう、何事にも動じない堂々とした貫禄と部下を引っ張っていくエネルギーに満ちた印象の両方を演出していきたいところです。

 

そんなワガママな要望を叶えてくれるコーディネートとしておすすめなのがトラッドスタイルです。トラッドとはトラディショナルな英国ファッションを継承したスタイルで、50代にぴったりの装いなんです!

 

ツイードジャケットやチェック柄のパンツ、オイルドジャケットなどはトレンド感も取り入れられるのでオススメです。さりげなくコーディネートに取り入れて、トラッドな着こなしを愉しむのがポイントです。

 

ワンポイントアドバイス!やりすぎは禁物!

 

ビジネスコーデだけでなく、ファッション全般において『やりすぎ』はご法度です。引き算が上手く出来ないと、ごちゃごちゃとまとまりのない印象になってしまいます。

 

トラッドスタイルも、全身をトラッドアイテムでまとめるのではなく、普段のスタイルにちょい足しする感覚で合わせるだけで十分オシャレに仕上がります。

 

部下があこがれる理想の上司に大変身!

 

部下からの好感度と信頼度が上がるビジネスコーデのファッションポイントをご紹介しました。是非コーディネートの参考にしてみてください!

 

「自分に似合うネクタイがわからない」「最適なサイズ感ってどういうこと?」そんなお悩みをお持ちの方は、一度ファッションコンサルティングを受けてみることをおすすめします!ファッションコーディネートのプロがスタイリングのコツやアイテムの選び方を丁寧にご提案致します。

 

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この記事を監修した人

西岡 慎也

2001年、21歳で茨城県土浦市にセレクトショップ『ウィズプレジャー』を開店。現在のサービスにも引き継がれるコーディネート主体のサービスが反響を呼び、延べ2万人以上のパーソナルコーディネートに携わる。

2010年3月「株式会社 ファッションスタイリストジャパン」を設立、2019年事業拡大に伴い、「株式会社リフレイム」に会社名を変更。
夢は「お客様と喜びを共有できる、ホスピタリティを持った スタイリスト」を世の中に輩出すること。
現在はファッションコンサルタントとして活動と育成をしている。