メンズのセンスの磨き方4選

3.男性脳と女性脳の違いを知る

前編で紹介した、8対2の法則とは少し違うので勘違いしないように気をつけてください。

男性脳と女性脳の違いを理解する上で重要になってくるこの、8:1:1(男性) 1:1:8(女性)の法則

男性の脳は目的脳と呼ばれており、論理的に物事を考えます。

それに対し女性の脳は共感脳と呼ばれ、感情的に物事を捉えます

なので男性と女性の考え方は、全くもって違います。

 

10年ほど前はインスタなどのSNSが普及していなかったので、ファッションセンスを磨く上でファッショ誌はマストでした。

 

その当時男性誌は5万部売れたら好評とされていたのに対し、

女性誌はなんと100万部も売れないと好評とは決して言えませんでした。

 

つまり、女性はこれだけ感性を重要視し、男性は感性をあまり重要視しないということです。

なぜ男性は感性を重要視しないのか

実はその答えは幸せホルモンと呼ばれる、ドーパミンに影響しています

人は快、つまり心地良さを感じた際にドーパミンが放出されます

 

こで、僕は女性と男性の違いについて説いている、イマニエルカントさんという哲学者の方を参考にしながら、その快とファッションとの関連性をひも解いていきました。

 

果たして、どの様な際に快が起きるのでしょうか。

人は美しいものに対して快が起こります。

 

花を見たときに「うわあ綺麗!」と8割の女性の方は思います。

多くの女性は綺麗なもの。つまり美しいものに対して快が起こります。

なのでよくファッション雑誌を見たり、ウィンドウショッピングが好きなのです。

ちなみに1割の男性も美しいものに対して快を感じます。

 

しかしほとんどの男性の場合は「きれいだね」くらいの感じであまり快を感じません。

ましてや「花を買って喜ぶの?」「すぐ枯れるじゃん」とこのようにロジックで考えてしまいます。

 

男性は目的脳なので、自分が欲しいなと思った物が買えたらもうミッションコンプリート。

なのでこの違いによって、お互い共感が生まれず、よく喧嘩をしてしまうのです。

 

逆に女性は共感脳と言われているので、ファッションが好きな男性は20代前半まではモテます。

女性は共感できる男性を求めています。なので共感できる男性がいると快が生まれ、その人のことを好きになるといったサイクルでした。

8割の男性はダメ男なの?

「どっちの方が貯金があるか?」といった観点で考えた時に、

論理的、ロジカルに考える8割の男性(以降正男と呼びます)の方が蓄があります。

将来家庭を持つ際にその蓄えはかなり必要になってきます。

 

20代前半までは共感できる男性がモテるのですが、それ以降女性陣は防衛本能が働き、正男の方へ行きます。

 

確かに女性は子供を産むからこそ、将来的にお金をちゃんと蓄えてくれる人に行きます。

けれども、女性はこの正男達とは共感ができないので「センスがない」と言われてしまうのです。

例えば理容師さんやバーテンダー、またバンドマンはどうでしょうか。

彼らはセンスがあり、感性で生きていますよね。

 

彼らは女性と共感できるので、女性は好きなのですが、3年5年尽くした後にフラれてしまいます。

なので1割の感情的な男性も、8割の論理的な男性も良いところと悪いところがあるのです。

中立的な考えの感理ポジションとは

ぜひ男性にも女性にも論理と感性を両方重視するようになってもらいたいです。

上の写真の論理と感性の間の感理的というポジションです。

この行動を取った人は間違いなく魅力的になります。

ではどうしたらいいのか。

 

それは女性がまず最初に感理的なポジションに来ることです。

実は女性の方が感理的になりやすいのです。

 

男性の快は美しいものに対してではなく、承認によって起こります。

承認されることにより、心地がよくなり脳内でドーパミンが放出されます。

男性が女性と共感するように心がけることは難しいのですが、女性が男性を承認することは簡単にできます。

 

今ではリケジョのような論理的な女性も増えているので、女性にはまず感理的なポジションにきてもらえると良いでしょう。

 

そして男性はファッションセンスを磨きましょう

ファッションセンスを磨くことにより、感理的ポジションにいる女性から承認をしてもらえるようになります。

 

そして女性は美しいもの、つまり男性のファッションに対して快が生まれます。

男女両方が快が生まれることにより、お互いが揉めることもなくなります。

ぜひファッション承認を起こすための大事なツールということを覚えておいてください。

3つの承認の力

ファッションセンスを磨くことにより女性から承認を受けやすくなります

ここでは3つの大事な承認について解説します。

①結果の承認

私たちは結果が出るために物事に頑張って取り組みます。

仕事も結果が出るために一生懸命頑張ります。

しかし一生懸命頑張った後に結果が出ず、誰からも承認されなかったらとても苦しいですよね。

周りから承認してもらえないと人は苦しいので、結果を承認することは大事になってきます。

プロセスの承認

次にプロセスの承認というものがあります。

これはヒアリング力が無いとなかなか承認することは難しいです。

例えば僕が、「僕はプールを泳げるか泳げないかというと、25m泳げるんですよ。

この様なことを言った際に、みなさんはどのように思うでしょうか。

きっと皆さんはこのように思ったと思います。

 

「は?」「25m?俺もっと泳げるんだけど」「じゃあタイムはどれくらいなの?」

おそらく多くの方は結果にフォーカスしており、泳げるようになったプロセスは気にしないはずです。

 

ではこの様なプロセスがあったらどうでしょうか。

「僕、今年42歳になるんですけども、36歳にして始めたコーチをつけて、最初の頃はがぶがぶ水を飲んでしまい、なかなか泳げなかったのですが、8回目にようやく25m泳げるようになったんです。」

 

この話を聞いてきっと承認の仕方が変わったはずです。

「よく頑張ったね。」「その年齢でよくやったね」「恥かいたでしょう」

この様にプロセスを承認ができる方は魅力的です。

センスの承認

最後はセンスの承認です。

センスの承認この3つの中で一番大事な承認です。

 

センスの承認とは生き方、つまりあなたの印象を承認することです。

そもそもセンスとは、辞書で調べると、知ること、確認することなどと説明されています。

一番わかりやすいセンスは外見的要素ファッションセンスですよね。

おしゃれな服装や髪型などですね。

 

つまりファッションは自分の意思で変えることができるんです。

この服を着たら女性にどう思われるか。そしてこの服は自分にとって着心地良く、動きやすいか。

ファッションとはすなわちロジックなのです。

 

相手は喜ぶか、自分は心地がいいかというセンスを掴んだ瞬間に、このセンスの承認が起きます。

なのでファッションのセンスを磨くと、相手に承認され、男性の快が生まれるのです。

この3つの承認の力はかなり重要なのでぜひ覚えておいてください。

 

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この記事を監修した人

西岡 慎也

2001年、21歳で茨城県土浦市にセレクトショップ『ウィズプレジャー』を開店。現在のサービスにも引き継がれるコーディネート主体のサービスが反響を呼び、延べ2万人以上のパーソナルコーディネートに携わる。

2010年3月「株式会社 ファッションスタイリストジャパン」を設立、2019年事業拡大に伴い、「株式会社リフレイム」に会社名を変更。
夢は「お客様と喜びを共有できる、ホスピタリティを持った スタイリスト」を世の中に輩出すること。
現在はファッションコンサルタントとして活動と育成をしている。