こんにちは、ファッションスタイリストジャパンの吉川です。
先日、実家へ帰ったのですが母から荷物の整理を命じられました。
どうやら、私の使っていた部屋が母の部屋になる模様。
せっせと片づけをしていたところ、高校時代に使っていた世界史の教科書が出現しました。
つい懐かしくなり、片づけを中断して読み始めます。
ギリシャのパルテノン神殿、ピラミッドにミロのヴィーナスなどなど。
どれを見ても懐かしく、美しいものばかり。
ついつい時間が経つのも忘れて夢中になり、久しぶりに見入ってしまいました。
実はこれらには共通点があったのです。
それは「黄金比」と呼ばれる比率に基づいて、つくられた作品であるということです。
黄金比とは何か?
黄金比とは、1:1.618という数値で、古代から最も均整のとれた美しい比率とされています。
そして、長方形の縦横の長さが黄金比になるととても均整のとれた形になるのです。
ギリシャのパルテノン神殿は正面から見ると、縦と横の長さ。
ピラミッドは側面から見た高さと、底辺の半分の長さ。
ミロのヴィーナスは頭の先からおへそまでの長さと、おへそからつま先までの長さがそれぞれこの黄金比になっています。
他にも名刺から植物の葉っぱの並び方に至るまで、人工物にも自然界にも美しいと感じるものには多く見られます。
実は、ジャケットパンツスタイルやスーツスタイルにも黄金比が存在しているとしたらどうでしょうか。
本日はその黄金比を公開します!
それは・・・
ジャケパン・スーツ黄金比の法則
①ジャケットのラペル(衿)幅
②シャツの衿の幅
③ネクタイの大剣(一番太い場所)の幅
この3つの長さがほぼ等しくなることが、スーツスタイルの黄金比になります!
ジャケットのラペルが幅広で、シャツの衿も大きいのに細いネクタイを締めるのはアンバランス。
反対にラペルが狭くて、シャツの衿も細いのに太いネクタイを締めるのもまたアンバランスなのです。
この黄金比さえ覚えておけば流行に左右されることなく、常に美しいバランスでコーディネートをすることが可能になります。
本日のスーツスタイルはいかがでしょうか?
是非この黄金比を活かして、セルフチェックしてみて下さいね。
鏡の前のたった2分が、印象を大きく左右するポイントになるかもしれません。
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