こんばんは、スタイリストの吉川です。

今日はちょっと変わった靴をご紹介すると共に、どうやって合わせたら綺麗に履けるのか研究してみました。

コンビシューズって何だ??

横から見たコンビシューズ

コンビシューズは正確には、スペクテーター・シューズと言います。

スペクテーターは観客・観覧者の意味で、元々はスポーツ観戦の時に履かれていたシューズなのです。

1900年代前半のスポーツ観戦の場は、スポーツを楽しむ場であると共に社交の場でもありました。

装いも大切にされていたからこそ、生まれた靴といえるでしょう。

このため、上の写真で見られるようなパンチングの穴飾りがほどこされたスポーティーなデザインが見られます。

もともとは靴の中の湿気を逃がすためのもので、このパンチングがあるブローグという種類のデザインがコンビシューズに多く採用されているのでコンビシューズ

コンビシューズを愛した著名人

ハリウッドミュージカル映画の全盛時代を築いた、フレッド・アステア氏

コンビシューズを愛した著名人に、フレッド・アステア氏がいます。

ダンサーでもあり、俳優でもあったフレッド・アステアはタップダンスをより美しく見せるために愛用したそうです。

彼の足元はコンビシューズです

当時のファッションリーダーであった彼のスタイルをきっかけに、コンビシューズは爆発的に広まりをみせました。

同じように、イギリスきっての洒落者と言われたウインザー公にも愛用されていました。

コンビシューズを履きこなすことは、まさにオシャレな男性の代名詞と言えるでしょう。

コンビシューズを履く時の注意点

実際はかなり目立つデザインのコンビシューズ

数々のファッションリーダーに愛されてきたコンビシューズですが、履く時には少しだけ気を付けてあげると格好良く履けます。

①コンビシューズを主役にしてシンプルにまとめる
または
②コンビシューズのデザインがなじんでしまうくらい、周りもインパクトを出す

これだけなのですが、②は日常生活においては難易度が高いので、本日は①の視点から検証してみます。

強めのチェックジャケットと合わせると主張し合ってしまう

こちらの写真のように、デザイン性や色が強めのジャケットを合わせるとどちらがポイントなのかわからず、バランスを欠きます。

もし色柄を面積として多く取り入れるのであれば、中途半端になってしまうのが一番よくないです。

むしろパンツも個性を出して、全体を強くしてしまったほうがリスクは回避できますがセンスよくまとめるのは難関です。

コンビシューズを主役にシンプルにまとめることで品格が出ます

まずは、コンビシューズを主役にする着こなしからマスターしましょう。

ジャケットを変えただけなのですが、グッと統一感が出てきます。
足元が主役であることが、きちんと伝わってきます。

こちらのコンビシューズはホワイト×ネイビーの靴です。
ネイビーの色をジャケットで拾うことで、もう一段オシャレになります。

まずは、こちらの着こなしから始めてみてください。

慣れてきたらどんどんコンビシューズを履きこんで、
コンビシューズのデザインがなじむくらいの工夫に挑戦してくださいね。

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この記事を監修した人

西岡 慎也

2001年、21歳で茨城県土浦市にセレクトショップ『ウィズプレジャー』を開店。現在のサービスにも引き継がれるコーディネート主体のサービスが反響を呼び、延べ2万人以上のパーソナルコーディネートに携わる。

2010年3月「株式会社 ファッションスタイリストジャパン」を設立、2019年事業拡大に伴い、「株式会社リフレイム」に会社名を変更。
夢は「お客様と喜びを共有できる、ホスピタリティを持った スタイリスト」を世の中に輩出すること。
現在はファッションコンサルタントとして活動と育成をしている。