皆さんこんにちは!

スタイリストの菊地です。

 

本日のブログは洋服の素材についてです。

毎日当たり前のように着ている洋服ですが洋服によってさまざまな素材が使われています。

使っている素材によって特徴も様々です。

本日はそんな洋服素材の中でもこの時期によく使われる「アクリル」についてお伝えしていきます。

アクリルとは

アクリルは人工的に作られた化学繊維です。

そしてもっともウールに似ていると言われています。

また繊維の形状を変えることで繊細なカシミヤタッチや粗い風合いのモヘヤタイプまで色々な風合いの糸を作ることが出来ます。

ウールよりも軽くて軟らかく、ふんわりとしたふくらみがあり、空気をたっぷり含んだ糸が作れるので、とても温かく感じる素材です。

 

単独で使われることもありますがコットンやウールなどの天然素材と混ぜることでお互いの長所を活かした糸を作ることも出来ます。

アクリルは軽くて丈夫なので、とりわけニット製品で多く使われます。

 

フィラメントで使われる場合はシルクのような光沢が出ます。

またアクリルは、ホワイトや淡い色などにしてもシルクのように退色したり黄色く変色することもありません。

しかし一方、熱に弱いのでアイロン温度は低温で当て布をして手早くかけましょう。

またざっくり編まれたニット製品の場合は選択の際に型崩れすることがあるので乾燥の時に形を整えて平干ししてください。

仕上げアイロンはスチームを当てて、浮かしながら形を整えます。

 

アクリルにはもう1種類、アクリル系(けい)と言われる素材があります。

アクリルの主成分が少ない割合で作られた素材です。

燃えにくい素材なのでカーテンなどに使われます。

アクリル系の素材はアクリルに比べて熱の影響を受けやすいのでタンブラー乾燥は避けてください。

またアクリル系で作られたフェイクファーやボアは、スチームの浮かしアイロンでも毛が溶けてしまうことがあるので、アイロンがけは厳禁です。

 

いかがでしたでしょうか?

素材の特徴を知ることでお洋服も選びやすくなり、快適に過ごすことが出来ます。

また素材によってのメンテナンス方法を知ることでより長く使うことも出来ます。

洋服は常に一番身近にいるパートナーです。

是非、洋服を大切に、そして仲良く付き合っていきましょう!

 

本日のブログは以上になります。

ではまた!!