こんにちは!
ファションスタイリストジャパンの島野です。
本日も前回に引き続き時計ブランドのご紹介第6弾!
今回はオメガ
日本で古くから知られるスイス時計の代表ブランド、オメガの創業は1848年に遡る。
スイス時産産業の中心地として名高いジュラ山脈のラ・ショー・ド・フォンに時計師ルイ・ブランが創設した工房が始まりだ。
1880年には、現在本社が置かれるビエンヌの街に工場を設立して本格時計メーカーへと転換を図り、1889年には年間10万個を生産するスイス最大手へと成長した。
オメガの誕生
1894年には伝説の高性能ムーブメントが発表される。
この新型ムーブメントは、「究極」という意味を込め、ギリシア語のアルファベットの最後に登場する「Ω(Omega)」と名付けられた。
「オメガ」ブランドの誕生である。1903年、それまで使われていたルイ・ブラン兄弟会社に変わり、「オメガ」が正式に社名になった。
20世紀前半のオメガは、天文台の精度コンクールで数々の新記録を樹立したり、また1932年のオリンピック・ロサンゼルス大会以来公式計時を務めるなどして、
「精密時計のオメガ」という名声を確立した。1940年代終わりから1950年代の半ばにかけては、現代のコレクションに受け継がれる傑作腕時計が続々と開発される。
画期的な防水設計の「シーマスター」、天文台コンクールでの優秀な成績を象徴する「コンステレーション」、回転ベゼルを備えたプロフェッショナル・ダイバーズウォッチ「シーマスター300」、
クロノグラフの古典的モデル「スピードマスター」などである。
アメリカ航空宇宙局公認時計
月面着陸を果たした初の腕時計としても有名ですが、この時計には今も残るドラマがあります。
1970年のアポロ13号にアクシデントが襲い掛かりました。
電力システムのダウンや酸素タンクが損壊し、コンピューターが使用不能の状態に陥ったのです。
生命が危険にさらされた乗組員達は、「スピードマスター」を頼りに手動でエンジンを噴射し大気圏に突入したのです。
彼らは無事に帰還し、その後オメガは「スヌーピーアワード」と呼ばれる賞をNASAより受けました。
この出来事はトムハンクス主演で、「アポロ13」というタイトルで映画化されています。
ちなみにこの時計はNASAだけでなく、ソ連でも宇宙時計として公認されています。
オメガの代表作
スピードマスター
「スピードマスター」の初代モデルは、1957年に作られた。ムーブメントは精度と信頼性に定評のある手巻きのキャリバー1861を搭載し、
60秒・30分・12時間の3カウンターを備える標準的なクロノグラフである。この腕時計がアポロ計画を推進していたNASA(アメリカ航空宇宙局)の装備担当官の目に留まった。
さまざまなメーカーのクロノグラフを揃え、過酷な宇宙環境をシミュレーションした11項目に及ぶ厳格なテストを行った結果、唯一パスしたのが「スピードマスター」だった。
しかもそれは、テストに備えて特別に仕様を変更したものではなく、店頭で売られている市販品だった。
日常的な用途の市販品であっても宇宙で通用する高性能時計を製造していたことが、オメガの並外れて優秀な時計技術をみごとに証明したのである。