こんにちは!
ファションスタイリストジャパンの島野です。
本日も前回に引き続き時計ブランドのご紹介第8弾!
今回はジラールペルゴ!
同社はもともとジュネーヴで創立された。また、史上初めて腕時計の量産を行ったメーカーとしても知られる。
もっとも当時腕時計の登場は時期尚早であり、大きく広まるにはいたらなかった。
ジラールペルゴの誕生
1969年にはセイコーと時を同じくして時計用クォーツの開発に成功、世界初の量産はセイコーに譲ることになったものの、翌年にはスイス初の量産にまで至った。
その後日本製クォーツの爆発的な販売拡大に押され経営危機になるものの、1987年にイタリアにおいてブライトリングブームを作り出した時計販売会社のトラデマがジラール・ペルゴのエージェントとなり、
その社長で元フィアットのレーサー、ルイジ・マカルーソがデザインした時計GP7000が大ヒットを呼び、かのジョルジオ・アルマーニが愛用したことで有名になった。
なお創業者コンスタン・ジラールの義弟でマリー・ペルゴの実弟、フランソワ・ペルゴは幕末の動乱のさなかである1861年に来日、
横浜に商館を置き懐中時計の販売をした。すなわち日本に最初に正規輸入されたスイス時計はジラール・ペルゴである。
ジラールペルゴの魅力
ジラールペルゴの特徴は、数々の偉業から ひとつ選択するのが難しいほど歴史に名をのこしています。
パリの万博で金賞を受賞したスリー ゴールドブリッジ トゥールビヨンは芸術的な作品として、いまだに世界中の時計愛好家から人気の高い時計です。
そしてジラールペルゴの大きな特徴のひとつとして有名な業績のひとつは「史上初、腕時計の量産を行った時計メーカー」であることです。
その当時、懐中時計から腕時計へと時代が変化し 世界で初めて、歴史上でも初めてとなる腕時計の量産を行ったのはジラールペルゴでした。
量産型と聞くと平凡で無難な印象のデザインとクオリティーを連想しますが、ジラールペルゴの量産した時計はマニュファクチャール製の格式をふんだんに感じる、現在でも斬新と思えるデザインの時計でした。ジラールペルゴという次元の違いをひしひしと感じる史上初の量産型の腕時計が歴史上に誕生しました。
さらに、ジラールペルゴはセイコーと同じ年にクォーツ式時計の開発に成功している時計メーカーです。ただ、タイミングなどの要素からクォーツ式時計の開発の「世界初」というポイントはセイコーに譲ることになりました。しかし、クォーツの周波数として定められている世界規格の数値はジラールペルゴの定めた32768Hzが数値の世界規格となっています。
ジラールペルゴの名作
GP7000
クロノグラフ GP 7000、自動巻き。1987 年に誕生したこの前衛的なシリーズはすぐに華々しい成功を収めました。モデル 7000は、ジラール・ペルゴの刻印をもつ時計の中で最も価値のある作品のひとつといえます。