これまで3万人以上をコーディネート、アパレル業界20年以上のプロ。

ファッションスタイリストジャパン 代表取締役 西岡慎也による、センスの磨き方とファッションルール、そして西岡流コーディネート術を「男性力をアップさせるセンスの磨き方」にフォーカスして、ブログにて連載でご紹介していきます。

実は男性こそセンスを磨きやすい!

女性は「センスがいい」「感覚がある」と言われがちなのですが

実は、男性の方がセンスを磨きやすいんです。

それはなぜなのでしょうか。

実は、センスは感覚だけではダメなのです。

感覚とロジックの両方を備えたときに初めてセンスがいいと言われるようになります。

そしてそのロジックをなんと男性は8割も持っています。

なので男性は、あとたった2割の感覚を磨けば

周りから「センスがいいですね!」「かっこいいですね!」と言われるようになります。

なので今回はこの「センスの磨き方」について深堀していこうと思います。

 

メンズのセンスの磨き方4選

1.印象とは何かを知る

 

いきなりですが、「印象とはどのようなものだと思いますか?」

「印象は外見のことなんじゃないの?」このように思った方も多いのではないでしょうか。

しかしこれはかなり繋げ過ぎた解釈です。

印象とは何か?

それでは、印象とはどの様なことを表すのかを確認していきましょう。

印象は英語でImpression(インプレッション)と言います。imやinという接頭語は内側を意味します。

内側とは、あり方、考え方、捉え方、つまりあなたの経験を表しています。

そしてpression。つまり内側がpress(プレス)されるわけなんです。

なのであなたの経験(in)が外側に押し出される(press)という事です。

それが外側に押し出されて、表現(expression)と呼ばれるものになります。(exとは外側という意味ですね。)

印象とは考え方+表現

なので自分の内側から押し出された経験を表現せずに、なんとなく「この服装がいいよね。」「あの服装がいいよね。」と購入してしまうと、残念ながらセンスは磨けません。

印象とは、あなたの内側に秘めた、考え方、あり方、経験を押し出し、どんなファッションを着るのか、そしてどんな言動を取るのかと言った表現と繋げ合わせることにより生まれてくるのです。

決して感覚的に生まれるものではないので、そこをしっかり覚えておきましょう。

 

2.魅力を作り出す

魅力の作り方。つまりセンスの磨き方をここでは紹介します。

写真に「与える」と書いてあると思います。その「与える」とは捉え方を表しています。

そして反対の意味の「求める」。

英語で言うと与えるはGIVEで、求めるはTAKEです。

先ほど、印象とは外見的要素ではなく、内側がとても大事だと説明しましたが、特にビジネスをする際に、「GIVEした人が魅力的なんだ。」「利他の心が大事だ」と言った話をされる理由が

実はセンスがある方っていうのは、人にGIVE(与える)をしているからなんです。

自分軸と相手軸

まず、自分軸と相手軸というものがあります。

この魅力の作り方で、「スーツは相手軸なのか、自分軸なのか」を考えていただきたいです。

「スーツは自分のために着ますか?」

ほとんどの方は、相手のためにスーツを着ますよね。つまりスーツは相手軸なのです。

ネクタイを締めて、汗だくで働くのも全て相手に与えるためなのです。

TAKE(求める)の精神の方はスーツを着たくないないわけです。相手軸でGIVEをしていないからです。

結論、魅力的な方は相手に与えている方です。

しかし、相手に与えているけど、求めている場合は魅力が半減してしまいます。

魅力を上げるためには、自分は与えているんだと言うポジションがすごく大事だということを知っておいてください。

コモンセンス(共通感覚)を作る

土日休日にゴルフスタイルになってしまうお父さんは多いと思うのですが、奥さんや娘さんは全然喜んでませんよね。

お父さんは奥さんや娘さんとはセンスが合わない。つまり共感が生まれていません。

なのでこれから魅力的な外見、ファッションを身につけたら、このコモンセンスをつくってほしいんです。

コモンセンスとは共通感覚のことです。自分も嬉しいし、相手も嬉しい感覚のことです。

8対2の法則

そして先ほど説明した、男性の8対2の法則があったと思うのですが、自分軸が0の場合が今まで多かったために苦しい思いをしてきたのです。

なのでこれからの時代はこの部分を0から8にアップさせましょう。

では、どうやって8を作り出すか。

それは心地よさです。楽しい、着心地が良い、動きやすい、また着回しが効くといった感覚のことです。

これからの時代、相手に与えている、かつ自分も心地いい、ギブアンドギブのファッションを心がけましょう。

そうすると必ず魅力が生まれます。

そしてこの感覚がかなり慣れてくると、本来は自分軸8、相手軸2なのですが

自分軸8、相手軸も8などにすることも可能です。コレはお互いがとても心地が良い状態です。

なのでこの相手に与えて、かつ自分にも与えることがコレからの時代にとても大切になってきます。

なのでビジネス用のスーツスタイルでも動きやすいスタイルでも、相手が喜んでいるのであれば、問題ありません

しかし、自分はスーツでしっかりきめているけれども、汗ビチョビチョで相手を不快させてしまっていたらいけません。



動きやすく心地よく、そして楽しいファッション。これを心がければ、奥さんや娘さんからも

「素敵!」「かっこいい!」

と言ってもらえるようになります。

なのでこのギブギブのファッションがとても魅力的だと言うことを覚えておいてください。

 

自分が似合う色やサイズ、コーディネートは、思った以上に自分では気づけないもの。

「ファッションを整えて、もっと女子ウケしたい」

「職場環境改善や対人関係改善に繋げたい」

 

このように思っている方は、ぜひ一度パーソナルスタイリストに相談してみてくださいね。

 

相談はこちらから

 

 

この記事を監修した人

西岡 慎也

2001年、21歳で茨城県土浦市にセレクトショップ『ウィズプレジャー』を開店。現在のサービスにも引き継がれるコーディネート主体のサービスが反響を呼び、延べ2万人以上のパーソナルコーディネートに携わる。

2010年3月「株式会社 ファッションスタイリストジャパン」を設立、2019年事業拡大に伴い、「株式会社リフレイム」に会社名を変更。
夢は「お客様と喜びを共有できる、ホスピタリティを持った スタイリスト」を世の中に輩出すること。
現在はファッションコンサルタントとして活動と育成をしている。