「ネクタイの結び方というのは、初めに誰に教わったか?」

クライアントの皆様へこの質問をすると、8割の方が父親とお答えになられます。

それ以来、

「ずっと同じ結び方できているので、
自分の結び方が正解なのかわからない。」

というご相談をよく受けます。

今日はネクタイの結び方について探究していきましょう。

最もシンプルな結び方・プレーンノットを抑える

プレーンノットとはもっともシンプルな結び方であり、綺麗に結び目を作れるようになれば、どんな衿型でも対応可能です。

そういった意味で基本中の基本と言えます。

まずは下記の手順で結び方をマスターして反復してみましょう。

初めは結び目が小さくなりがちですが、慣れてくると大き目にしたり結び目のサイズや長さもコントロールしやすくなります。

プレーンノットを実践してみよう

①ネクタイを首にかけ、大剣(幅の広い方)を上に、ネクタイのつなぎ目あたりで交差させます。

②上に重ねた大剣を小剣(幅の狭い方)の裏側へ回します。

③裏側へ回した大剣を前に巻き付けます。

④大剣を内側にくぐらせ、巻き付けた輪の中に通します。

⑤通した大剣を下へ引き、結び目が小さくなるように形を整えます。

⑥最後に、小剣を引きながら結び目を上げればプレーン・ノットの完成です。

プレーンノットの特徴と印象

他の結び方を含めて、比較する際に見るべきポイントは下記の3点です。

  1. 結び目の形状・・・二等辺三角形に近くなる
  2. 結び目の大きさ・・・小さめに仕上がる
  3. 仕上がりの長さ・・・長めに仕上がる

結び目が二等辺三角形に近く、小さ目に仕上がることでシャープな印象になります。

シャツ衿の開き角度が広いものから狭いものまで、オールマイティに対応できるのが嬉しいところです。

あらゆる結び方のうちで最も簡単で基本的。
かつ、着脱によるタイへの損傷も少ないため万人から支持されています。

19世紀の中頃に登場と歴史は古いですが、今日においても、使用頻度も応用範囲も一番高い結び方です。

まずはこの結び方を修得しておくことが、ネクタイマスターへの第一歩です。

 

ぜひ毎日の生活の中で実践してみてください。

次回は基礎第2弾の「セミウインザーノット」
に挑戦してみましょう!!