こんにちは、スタイリストの吉川です。

ネクタイの結び方に正解はたくさんあります。

シャツの衿の開き具合や、ネクタイそのものの長さによって丁度良くなる長さは変わってくるものです。

数種類の結び方をマスターして、どんなネクタイやシャツでも美しく着こなせる準備をしておくと安心できます。

前回は第1弾・プレーンノットについて勉強してみましたね。

今日はネクタイの結び方の基本第2弾、セミウインザーノットについて探究していきましょう。

程よいボリュームが出る・セミウインザーノット

セミウインザーノットとは左右が対象になるように工夫された合理的な結び方であり、やや広めの衿幅のシャツ殆どに対応可能です。

上品なクラシカルスタイルを演出してくれます。

まずは下記の手順で結び方をマスターして反復してみましょう。

プレーンノットに慣れていると、初めは長さの調節が短くなりがちですが、慣れてくると大き目にしたりコントロールできるようになります。

セミウインザーノットの綺麗な結び方

①ネクタイを首にかけ、小剣(幅の狭い方)を短めにとり、大剣(幅の広い方)が前にくるようにクロスし、小剣の裏側へ回します。

②裏側へ回した大剣を首の上から通します。

③少し下にキュッと引っ張ります

④大剣を前からまわして・・・

⑤首の下から通します。

⑥ループ状になったところに大剣を上から通します。

⑦結び目の形を整えて・・・

⑧小剣を引きながら結び目を上げればセミウィンザーノットの完成です。

セミウインザーノットの特徴と印象を知っておこう

他の結び方を含めて、比較する際に見るべきポイントは下記の3点です。

  1. 結び目の形状・・・正三角形に近くなる
  2. 結び目の大きさ・・・程よい大きさに仕上がる
  3. 仕上がりの長さ・・・プレーンノットよりも短めに仕上がる

結び目が正三角形に近く、やや大き目に仕上がることで落ち着きのあるクラシックな印象になります。

シャツ衿の開き角度が広いものからやや狭いものまで対応できます。

プレーンノットよりボリュームが出ますので、小さい衿や、細い衿はそのボリュームに負けてしまうので避けましょう。

結び目が大きすぎるときや、細いタイをあまり細長い結び目にしたくないときに重宝するはずです。

プレーンノットの次はこの結び方を修得しておくことが、ネクタイマスターへの2ステップ目です。

次回は更にボリュームの出る「ウインザーノット」に挑戦してみましょう!