今回はウェディングのメインタキシードを作成させて頂きました。

「タキシードなんて、レンタルでいいじゃん」

「そうそう、主役は花嫁なんだし無駄な出費は抑えようよ」

そうお考えの方も多いと思いますが、果たして本当にそうなのだろうか?

と、3年前の自分の結婚式を機に考えるようになりました。
それは、

主役(女性)を本当に引き立てるのは最高の脇役(男性)

だという考えです。

私自身、結婚式は女性のが主役でありできるだけその要望を叶えることが良い式になると思っていました。

ですが、欧米のパーティーで男性は女性のドレス姿を最高に引き立てるために努力を惜しまない。

それでいて、涼やかに振る舞うという姿に刺激を受けました。

自身の結婚式の際、自分が設計したオーダータキシードを着ることでお互いの家族や大切な出席者の方から嫁が評判を得ているのを見てやはり日本でも新郎は大切な思い出の一部として機能すると確信したのです。

テーマは『007ダニエル・クレイグのタキシード』

今回のタキシードのテーマは、ジェームス・ボンドのタキシードになりました。

新郎・新婦お二人のご要望は
伝統的でありながら、シンプルで格好良いタキシード。

様々な写真を見ながらイメージを膨らませていた時、
全員がビビッときたのが、こんなイメージ。

 

ボンド風のショールカラーのタキシードをアレンジして、艶のあるブラックで仕上げよう!!

オーダーとレンタル最大の違い

 

 

英国らしさを出しながらもエレガントさは残したい。
ということで、生地はDORMEUILを使用。

最も大きな違いは、

  1. シルエットの美しさ…圧倒的なフィット感。360度どこから見てもキレイ。
  2. 生地のオリジナリティ…色やツヤなど、大切にしたいことを表現できる。
  3. 新婦のドレスと最高の相性に仕上げる…新郎から贈る最高のギフト。

特に大切なのが3つ目の条件。

女性を最高に輝かせるために、自分も輝く。
そんな素敵な男性が世に増えますように。

そして、Mさん・奥様
最高の結婚式をお迎えください!!